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公益信託武見記念生存科学研究基金は、1983年以降、故武見太郎先生が創造した生存科学の普及・発展を図ることを目的として、顕彰事業を行っています。「武見記念賞」は、 生存科学とその関連分野について、理論の普遍化、実践の持続可能性の拡充、後進の育成等で国内外で評価される顕著な業績をあげた研究者または実践者(個人又は団体)を顕彰する賞です。

受賞候補者推薦要項とこれまでの受賞者の方々を収載しています。また2018年「武見記念賞」を受賞された清家 篤(日本私立学校振興・共済事業団 理事長)のご講演動画(第29回(平成30年度)武見記念賞受賞講演の模様)、2019年「武見記念賞」を受賞された横倉 義武(日本医師会 会長)のご講演動画(第30回(令和元年度)武見記念賞受賞講演の模様)は「武見太郎資料館」に収載されています。

2023年度「武見記念賞」受賞候補者推薦要項

1.趣 旨

故武見太郎先生が創造した生存科学の普及・発展を図ることを目的に生存科学とその関連分野で顕著な業績をあげた研究者または実践者を顕彰してその業績を称える。

2.賞の種類ならびに受賞候補者の推薦

「武見記念賞」 生存科学とその関連分野について、理論の普遍化、実践の持続可能性の拡充、後進の育成等で国内外で評価される顕著な業績をあげた研究者または実践者(個人又は団体)を顕彰する賞。
「武見記念賞」を受けるに相応しい方又は団体を、「推薦書」に所要事項を記載して、下記連絡先へ提出して下さい。

3.受賞者数・賞金額

「武見記念賞」については1件、賞金額1件50万円、副賞として記念品を贈呈。

4.応募方法

当基金所定の推薦書に所要事項を記載して、下記宛先へ提出して下さい。申請書は下記照会先記載のURLからダウンロードして下さい(お電話でのご請求も承ります)。 なお、応募書類は採否に関係なく返却いたしませんのでご了承ください。

推薦書のダウンロードはコチラ(Word)

<ご提出先>
〒105-8574 東京都港区芝3-33-1
三井住友信託銀行 個人資産受託業務部 信託事務チーム 武見記念生存科学研究基金 申請口
TEL 03-5232-8910(受付:平日9時~17時)
FAX 03-5232-8919

5.募集期間

2023 年 5 月 1 日(月)~2023 年 6 月 30 日(金)(当日消印有効)

6.選考及び通知

当基金運営委員会において審査し選考の上、採択された場合は、推薦者及び受賞者に2023年9月末迄にその結果を書面にて通知する。

7.その他

賞金は、指定の銀行口座等へ振り込みます。

受賞者一覧

第1回 (昭和62年度) H.H.Hiatt
(ハーバード大学教授)
包括医療政策の研究を指導するとともに、「国際保健 武見講座」を同大学に設立した
土屋 健三郎
(産業医科大学学長)
「生存の理法」の具体化のため、衛生学を始めとする産 業医学を通じ生存科学の発展に多大の貢献をした
第2回 (平成1年度) 大瀬 貴光 (元国連アフリカ経済 委員会顧問) 生存科学の理念を身をもって実践した
矢口 光子 (農村生活総合セン ター専務理事) 我国の農村における生活の安定と福祉の向上のために 理論と実践をもって貢献した
第3回 (平成3年度) W.W.Leontief(ニューヨーク大学教授) 産業連関分析による公害防除モデルの創始と医療モデルの構築を行い生存科学の発展に多大の貢献をした
中尾 喜久(自治医科大学学長) 大学の教育を通じて「地域医療」の理念を実践し「健やかな生存」という理想の実現に多大な貢献をした
第4回 (平成5 年度) 国井 長次郎 ((財)保健会館理事長) 寄生虫予防・家族計画等の運動を全国で実践すると共に、海外で寄生虫予防・栄養・家族計画のインテグレション運動を展開した
第5回 (平成6 年度) 若月 俊一 (佐久総合病院総長) 農村医療の拠点である佐久病院での実践を通して農村医学を振興し、地域包括医療体制を先進的に確立した
第6・7回 (平成7・8年度) 該当者なし
第8回 (平成9 年度) 江草 安彦 (社会福祉法人旭川荘 理事長) 旭川荘及び川崎医療福祉大学での実践を通じて障害者 高齢者の医療福祉の向上と理念の実現に貢献した
第9回 (平成10年度) 該当者なし
第10回 (平成11年度) 唄 孝 一 (北里大学客員教授) 「医療における法と倫理」の在り方の研究実績及び医学部・病院における実践的課題への貢献
第11回 (平成12年度) 宮崎亮 (王滝村診療所所長) アフリカ・アジアの最貧地方に身を投じ、20年余に亘り献身的現地医療を行った実践力と純粋さ
第12回 (平成13年度) 澤口 彰子 (東京女子医科大学・副学長) 法医病理学における窒息論の今日的展開と、東京都監察及び警視庁嘱託医としての社会医学的応用実践
第13回 (平成14年度) 該当者なし
第14回 (平成15年度) 小林 登 (国立小児病院名誉 院長) 子どもをめぐる諸問題の解決にあたり生存科学の実践としてこれを行ない、子ども学の体系づけを試みるなど育児、保育、教育の問題解決に多大の貢献をした
第14回 (平成15年度) 武見記念特別賞 リンカーン・チェン (ハーバード大学教授) 初代ハーバード大学武見記念講座教授として数多くの武見フェローを育て、又途上国の健康開発にも尽力し、世界の貧困対策に大きく貢献した
第14回 (平成15年度) 武見記念特別賞 マイケル・ライシュ (ハーバード大学教授) ハーバード大学武見記念講座を極めて有効に維持運営し百数十名の武見フェローを世界に送り出し、生存科学の普及に貢献すると共に、我国の医療行政に関する研究においても多大の貢献をした
第15回 (平成16年度) 該当者なし
第16回 (平成17年度) 該当者なし
第17回 (平成18年度) 該当者なし
第18回 (平成19年度) 該当者なし
第19回 (平成20年度) 該当者なし
第20回 (平成21年度) 寺澤 捷年 (千葉大学大学院教授) 日本伝統医学の承継と発展及び和漢診療学の形成に多大な貢献をした
第21回 (平成22年度) 福井 光壽 (医療法人社団珠光会) 長年にわたる医師会活動を通じて、「医療は医学の社会的適用である」との理念に基づき包括的且つ学際的手法を具体的に実践し、地域医療の充実・発展に多大な貢献をした
第22回 (平成23年度) 前沢 政次 (地域医療教育研究所 代表理事) 日本プライマリ・ケア連合学会による東日本大震災支援プロジェクトの創設により被災地域の保健・医療・介護の各分野おける復興支援活動に多大な貢献をした
第23回 (平成24年度) 山下 俊一 (福島医科大学副学長・長崎大学教授) 福島第一原子力発電所事故後における住民とのリスクコミュニケーションと県民健康管理調査の立ち上げ・推進に多大な貢献をした
第24回 (平成25年度) 国立大学法人弘前大学 被ばく医療総合研究所 (所長柏倉幾郎) 福島第一原子力発電所事故発生以前からの緊急被ばく医療の研究と人材の育成、及び福島県浪江町町民の放射能による健康被害の調査と町民支援に多大の貢献をした
第25回 (平成26年度) 河内 一郎 (ハーバード大学公衆 衛生大学院教授) 長年にわたり公衆衛生領域の分野において「健康に影響を 与える社会的決定要因」の研究に取り組み、社会疫学の領域におけるバイオニアのひとりとしてその確立と発展に多大な貢献を果たしたことが高く評価された
第26回 (平成27年度) 該当者なし
第27回 (平成28年度) 島尾忠男 (公益財団法人結核予 防会名誉顧問) 日本および世界の結核制圧に向けて60年以上にわたり多角的な研究、社会的活動、人材育成に多大の貢献をしてきた
第28回 (平成29年度) 永井良三(自治医科大学 学長) 総合学術としての基礎医学・臨床医学・社会医学研究等の推進と国際協調、医学教育者・研究者の育成、医療制度・社会保障制度等の国家政策において多大な貢献をした
第29回 (平成30年度) 清家 篤 (日本私立学校振興・共 済事業団 理事長) 超少子高齢化社会における社会保障制度の持続可能 性を高める研究、とりわけ雇用制度や社会制度の就労に 与える影響についての実証分析、及び制度改革に向け て指導的役割を果たし多大な貢献をした 講演動画を見る
第30回 (㋿元年度) 横倉 義武 (日本医師会会長) 日本医師会長・世界医師会長として、わが国の国民皆保険制度を維持発展させ、又世界保健機構との協力を元にユニバーサルヘルスカバレッジの達成並びに緊急時体制の改善を推進させ、多大な貢献をした 講演動画を見る
第31回 (㋿2年度) 辻 哲夫 (東京大学高齢社会総合研究機構 未来ビジョン研究センター 客員研究員) 医療制度改革及び医療介護連携の推進による真の地域包括ケアシステムを目指し、行政・医師会・関係団体等の協働による安心ある街づくりを具現化し、いわゆる「柏モデル」を構築し、次世代の新たな産学官民連携による健康長寿社会の創造に多大な貢献をした 講演動画を見る
第32回 (㋿3年度) 近藤 達也(独立行政法人医薬品医療機器総合機構 名誉理事長) 革新的医薬品・医療機器等のレギュラトリーサイエンスに基づく薬事規制改革の推進、ならびに国際協力によるアジアをはじめとする海外規制当局への支援に積極的に取り組み、レギュラトリーサイエンスの国際展開により世界の保健衛生の向上へ多大な貢献をした
第33回 (㋿4年度) 鎌田 實(諏訪中央病院 名誉院長) 地域住民参加型の健康づくり運動を通して、脳卒中死亡率が高かった地域を平均寿命日本一へと変革し、公民館活動・在宅医療の実践、チェルノブイリ原発事故・東日本大震災等の支援を通じて健康づくりのみならず、生と死のリテラシーを高める運動を行い、人間の尊厳に基づく少子高齢社会に大きく貢献した 講演動画を見る